- 概要
SensorLaunch7以降のSER出力したファイルに対して処理を行います。
1ファイルに対して比較暗、加算平均、比較明のどれかを行い静止画を作成します。
静止画はPNG形式で保存します。
平行して30fpsでmp4形式で書き出します。
作成するにあたって想定した用途は、
- 日周運動タイムラプス生成
- 流星の入った動画の特定
- 天候の変化の概要を掴む
でした。
- 準備
Linux環境を用意します。
Ubuntu22.04, 23.04, 23.10辺りで作成しました。
OpenCVをインストールします。
$ sudo apt update
$ sudo apt install libopencv-dev
ダウンロードページからser2st2imgmp4ソース本体とcommonソースをダウンロードして展開します。
commonには比較暗、加算平均、比較明などの画像処理を使いまわすためのファイルが入っています。
$ unzip ser2st2imgmp4.zip
$ unzip common.zip
ビルド
$ cd ser2st2imgmp4
$ make
使い方
モニタのために画をだすのでGUIの環境で実行してください。
$ [ビルドしたパス]/ser2st2imgmp4 [幅pix] [高さpix] [serファイルのあるディレクトリ] [デベイヤの色調整]
例)
$ ~/MyApps/ser2st2imgmp4/ser2st2imgmp4 2176 2176 imx585_2023 sd 4
$ ~/MyApps/ser2st2imgmp4/ser2st2imgmp4 2176 2176 imx585_2023 avr 4.5
$ ~/MyApps/ser2st2imgmp4/ser2st2imgmp4 2176 2176 imx585_2023 sl 3
処理
- main
で引数から値を設定します。
ここで使用する画像処理関数も設定しておきます。
- readSer
ディレクトリにあるSERファイルを処理します。
1ファイルには、画像を読んだら指定した関数に渡します。
出てきた画像はPNGで保存します。
そして、動画ライタで書き込みます
振り返り